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患者会へ入りましょう
私たち腎臓病患者は、いつでも、どこでも、だれでも安心してよい治療が受けられる医療体制の確立、不安なく暮らせる年金制度の改善など、社会保障、社会福祉が経済の変動を受けることなく充実、向上することを願っています。
“腎不全”それはかつて死の宣告でした。私たち腎臓病患者は、血液透析、CAPD、腎移植など医療の進歩により治療を受け社会復帰も可能になりましたことは、大変喜ばしいことです。私たち患者は、一定の医療を受け、生活の面では福祉制度、年金など諸施策をの恩恵を受けています。これらは患者会の先輩諸氏が、生命を賭けて運動を続けてきた成果です。
しかし、これから先、今のような医療と福祉制度がいつまでも続くという保障はありません。むしろ後退し、月々の支払いを私たちが負担することになりかねないのです。ひとり、ひとりの力は弱くても、多くの人たちが力をあわせて運動することで『医療と福祉を守る』ことができます。あなたもその一つの力になってください。その為にはまず患者会(腎友会)に入会してください。


なぜ、患者会が必要か?
透析を始めて、不安の毎日ではないでしょうか。医療スタッフや家族の支えは大切ですが、同じ病気を持った患者同士でこそ分かり合えることがあります。患者同士が手をつなぎ、教えあい、助け合い、命を守るために患者会(腎友会)ができました。
その患者会(腎友会)には「病気を知る」「病気に負けない気力を養う」「安心して療養できる社会をつくる」の3つの役割があります。
病気を知る
自分の病気がどのようなもので、飲んでいる薬も何の薬か分からないことがあると不安になります。
それらの不安をなくすためには、「病気をよく知る」ことが重要です。知る事によって検査データの持つ意味を理解し、透析の自己管理に役立てることができます。
そのために、患者会は病気や食事・栄養について情報を提供したり勉強会を開いたりします。
病気に負けない気力を養う
病気について理解を深めても、人間は孤立すると弱気になりがちです。ところが、仲間や先輩がいると違ってくるのではないでしょうか。助言や励ましの言葉で、病気に負けず、病気と上手に付き合っていく気力が持てます。
さらに、生活を楽しんでいくためにも、患者会が交流会などを開きます。
安心して養生できる社会をつくる
昔に比べれば恵まれた社会になってはいますが、将来的に不安がないと言えない状況です。安心して療養し、暮らしていける社会をつくるため、力をあわせましょう。
5万人より7万人、7万人より10万人の力が私たち自身の命を守ることにつながるわけですから、自分の命を守るためにぜひ患者会(腎友会)に入会してください。