

透析を始めて、不安の毎日ではないでしょうか。医療スタッフや家族の支えは大切ですが、同じ病気を持った患者同士でこそ分かり合えることがあります。患者同士が手をつなぎ、教えあい、助け合い、命を守るために患者会(腎友会)ができました。
その患者会(腎友会)には「病気を知る」「病気に負けない気力を養う」「安心して療養できる社会をつくる」の3つの役割があります。
自分の病気がどのようなもので、飲んでいる薬も何の薬か分からないことがあると不安になります。
それらの不安をなくすためには、「病気をよく知る」ことが重要です。知る事によって検査データの持つ意味を理解し、透析の自己管理に役立てることができます。
そのために、患者会は病気や食事・栄養について情報を提供したり勉強会を開いたりします。
病気について理解を深めても、人間は孤立すると弱気になりがちです。ところが、仲間や先輩がいると違ってくるのではないでしょうか。助言や励ましの言葉で、病気に負けず、病気と上手に付き合っていく気力が持てます。さらに、生活を楽しんでいくためにも、患者会が交流会などを開きます。
昔に比べれば恵まれた社会になってはいますが、将来的に不安がないと言えない状況です。安心して療養し、暮らしていける社会をつくるため、力をあわせましょう。
5万人より7万人、7万人より10万人の力が私たち自身の命を守ることにつながるわけですから、自分の命を守るためにぜひ患者会(腎友会)に入会してください。
